ジャンル賞金賞受賞作品

各ジャンルより1つずつ、計14名が選ばれました。
ジャンル、作者(敬称略)、作品名、作品画像、講評を掲載しています。
画像をクリックすると作品詳細をご覧いただけます。

<映像>

新浮世草子プロジェクト
『手鎖6ヶ月の刑』『言葉』

【講評 平山秀幸】
やりたいコトを色々やってみようぜと自由さを感じます。或る時は落語っぽかったり、或る時はスチールアニメっぽかったり。いろんなことに挑戦してみようという気構えを感じました。男女交えてのアテレコも面白い。ただ、この長さの作品にするならもう一つ「爆発力」のようなものが必要です。それと演者さんがプロンプしていたのはいただけません。ちゃんと「語る」ことが大前提の作品だと思います。
『言葉』は、こちらからご覧ください。

<演劇>

りりかりん
『ガールズタウン』

【講評 ペーター・ゲスナー】
おとなの女性や、おばあさんまでいるのがいいですね。林あまりさんは、ジェンダー問題も含んでいると言ってました。もちろん、今はまだその意識がないと思いますが、おとなになったときに考えてみてほしいです。
【講評 黒谷都】
私もよく小さいときに、雑誌から切り取ったりして遊んだりしたんですけど、首や手足をばらばらにして組み立てたところがすごいな、と思いました。楽しみました。(動画コメントより書き起こし)

<漫画>

usagi
『ユメ』

【講評 内田春菊】
この作品は、ほんわかした感じに始まって、次々画面が変わっていくんですけど、意外と長編で、お話しはほんわかしたままなんですけど、この長さはがんばりました、ということでこれを選びました。さらさらっと書いていてすぐに終わるのかな、と思ったら、意外と長くて、何枚も何枚も。書くのが好きな人なんだな、という感じが伝わってくる、のがいいと思います。(動画コメントより書き起こし)

<絵画>

プー
『sunny』

【講評 内田春菊】
私は、この太陽が真ん中の絵がとてもハッピーで好きです。太陽のほかに、ビルもあったり、お星さまもあって、水の中の生き物とかもいるし、なんにしても丸い目のかわいらしさ、昔大流行したオーストラリアのKen Done(ケン・ドーン)のハッピーな(イラスト)を、なにか思い出して素敵だな、と思いました。(動画コメントより書き起こし)


<写真>

村瀬陽花里
『365日』

【講評 四宮佑次】
写真が美しい、そしてよく考えた画面構成、くつ、コスチューム、背景、ワンショット、ワンショット考えたカットのレイアウト。素晴らしい作品を作っていただきました。

<詩>

ピーナッツ
『本だいすき』

【講評 林あまり】
こまったせかいに思えても、「しあわせのせかい」になることもあるんだなと、楽しくなりました。としょかんのよやくのことや、「おんなじ本 なん回もよんだ」が、くわしくていいですね。「ぶつぞうみたい」は、ピーナッツくんのすがたが、目にうかんできます。

<小説>

しゅーろく
『ためいき』

【講評 内田春菊】
この作品は、SFと判断したんですけど、ちゃんと、普段…携帯電話の話から、だんだんとお話に連れていってくれる感じが、大変よくできていると思いました。(動画コメントより書き起こし)

<音楽>

小世界
『恩人・欅坂46御中』

【講評 GUNN】
潔さに尽きます。たくさんの音が鳴っていれば良いと云う訳ではありません。
言葉の後ろにトラックが鳴っているのを感じさせる興味深い作品でした。
言葉選びもリズム感も精度を上げていけばより刺さるのではないでしょうか。
更なる作品への期待を込めて評価しました。


<ダンス>

ツキオカユメ
『HANDS』

【講評 スズキタクロウ】
編集・演出が細かいところまでなされているところが一位になった理由です。自動販売機でセリフを言ったり、最初の手の動き、自分と他者との違いを手を使って使い分けていたところ、『たゆたう』という言葉を冒頭とラストに持ってきたところが面白かった。家にいた時間が長かったからこそ、見えなかったところが新しく違う角度で見えてきたところを、ダンス作品として細かく演じていたと思います。(動画コメントより書き起こし)

<人形>

ファンドリッチグレース幸
『Ode to Joy feat. Tree!』

【講評 黒谷 都】
パペットでショーをしてくれているものを選びました。日本語と英語とドイツ語で、面白かったです。(動画コメントより書き起こし)

<衣裳>

すーぱーかなた
『アニマルスーツ』

【講評 桜井久美】
最高に素晴らしいのは、すーぱーかなたさんのアニマル・スーツ
 デザインのコンセプトが明解です。動物を観察する時にこれ着たら動物が離れない!
すーぱーかなたさんが観察大好きな感じします。詳細画に素材が詳しく載っていてプロのデザイン画のようです。
冬は暖か 夏は地獄♥️ 
最高に素敵な自由発想の考案。見た人が幸せになるデザインです。

<料理>

すーぱーかなた
「やおきくん」ピクニックプレート

【講評 黒谷都】
「やおきくん」ピクニックプレートは、このアート賞のために一生懸命がんばった感じがして、太陽とか森とかすごくいいな、と思いました。食べちゃうのがもったいないな、と思いました。でも、食べたいです。


<絵本>

下田 悠太
『ひるねのすきなおしょうさん』

【講評 ナカオマサトシ】
テーマがすっごく面白かったです。全体を通してページをめくる面白さがありました。なんといっても、テーマが面白かったですね、実は僕もおひるねには着目していて、ちょうど出版が進んでいるところなんです。また作品を読ませてくださいね。(動画コメントより書き起こし)

<アニメ>

ゆうな
『じこりまくり』

【講評 黒谷都】
クレイモバイルを使ったアニメーション。私はミニカーを使ったアニメーションと思ったんですけど、内容がめちゃくちゃ面白いです、ちゃんとワンコが出てきて犯人探してて面白かったです。笑いました。(動画コメントより書き起こし)